2012年3月18日日曜日

将棋の元名人ってだけで、それほど評価に値しますか。私は永世名人の1/10くら...

将棋の元名人ってだけで、それほど評価に値しますか。私は永世名人の1/10くらいだと思いますけど、皆さんはどの程度だと思われますか。

歴史を重んじるなら歴代名人に名を連ねることに大きな意味があると考えるのが自然です。

ほかの永世資格とはわけが違うと思います。


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名人取得には序列が最も厳しい順位戦を勝ち抜く必要があり、他棋戦と違い一時の勢いだけで取れるものではなく最低五年かかります。つまり一年程度の好調でなく長期に渡り勝ち続ける必要があり、更に順位戦の序列は収入に直結しますから競争は激しく特にB1は昔から鬼の住処と言われます。



即ち名人を一期取得することは数年に遡る好調の証で棋界第一人者の証明です。木村・大山・中原といった歴代永世名人の記録がずば抜けているのはそれだけ重い責任と成績をなした証佐ですがだからといって塚田・升田・米長の業績を否定できるか?と聞かれたら答えは否です。



谷川が名人をとった時、

「名人を一年預からせていただきます」

と言ったのは有名な話。質問者さんのような感覚は、名人位が江戸の家元制度からの歴史的背景があるため

「名人=長期政権」

という不文律な認識が一番の原因だと思います。それが十分に実績を積んだ貫禄ある名人と新進気鋭の俊英挑戦者がぶつかる世代交代決戦というドラマチックな展開を期待する向きとなり、過去に照らして実績に遜色のない棋士でないと・・と思うのです。

加藤一二三が中原から名人を奪取したとき観戦記に

「名人位が普通のタイトルになった瞬間」

と書かれたそうで、ここからも「名人は選ばれた者」という認識が分かります。現棋界は羽生を中心に切磋琢磨した強者が揃い世代交代というほど年齢的差違もないため、件の図式は成立しにくいのです。

関根が家元制を廃して実力制に、と英断をもって臨んだ志を汲めば名人奪取それ自体に当代実力最強の価値があります。晩年無冠の大山が十五世名人を現役で名乗ったことに対し「永世名人の名は引退後に名乗るのが筋」と升田が異を唱えました。これは永世名人は永年の功績に対する名誉称号だということです。周囲が棋士の実力を図る物差しにすべきではないと思います。(敬称略)



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永世名人が他の永世資格と比べて格段に上だとは私は思いません。もし永世名人を必要以上に重視するなら、名を連ねることだけでなく、順番も大いに関係してくるのは間違いないです。特に同じ時代に居る棋士については順番は重要でしょう。



ということは羽生先生が森内先生に先に永世名人を取られてしまったことを考えた時に、森内先生の方が羽生先生より上だという話になります。歴史云々言うならなおさらです。私は森内先生も凄い棋士だと思いますがさすがに羽生先生より上だとはどうしても思えません。だから永世名人と他の永世資格との比較についてはあまりしたくないです。



しかし、名人と永世名人にはやはり差があると思います。名人(竜王もかな?)を1期取るのも大変だという意味でです。やはり羽生先生でも1期取るのに他のタイトルと比べて苦労していると思います。5期獲得するのは容易ではないでしょう!だから名人と永世名人には明確に差があるとは思います。ですが質問者も言っているように元名人でも永世名人でないから駄目って話はありえません。1期獲得するだけでも凄いことです。



名人が何故特別なのかといえば、やはり挑戦するのに最短でも5年はかかるってところですよね!これが最も特別なところだと思います。いってみれば最低5年間は予選を戦うわけです。これって凄い話ですよね。ある意味平等ではないです。プロになってすぐからどれだけ勝ちまくって、仮に6冠取ったとしても絶対に5年は名人になることはできないわけですから。そう考えると本当に特別ですよね。だから1期だけでも本当に凄い。



あとは一般的な知名度として、名人というタイトルは特別です!竜王のタイトルは知らなくても名人は知っている人はほとんどです。だから『羽生さんって今名人なの?』とか将棋あまり知らない人から言われること多いと思います。ところが永世名人のことはほとんど語られることはないんですよねー。私は谷川先生のファンなので『谷川先生だって永世名人なんだよ!』って言ってみても『でも今名人は羽生さんなんでしょ?』って言われて沈黙したことが多々ありました・・・しかもその時の名人は森内先生だったりする(^o^;



まあ話が長くなってしまいましたが一般的に見て名人が特別なのは間違いないと思います。永世名人が名人ほど知名度がないのはやはり、引退しないと永世名人を名乗らないからだと思います。将棋ファンなら永世名人の凄さはある程度わかりますが…。家元制度時代の名人の話等を将棋連盟が積極的にファンにもっとうまく広めていけば永世名人の凄さがもっと伝わると思いますが…。現状では永世名人とはどういうことかを考えることがない人が多いのが現状だと思います。


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将棋をしない人にまで将棋を知らしめるのも功績だろうと思いますから、米長邦雄を段違いに下とは思いません。が、あえて聞かれればそりゃ純粋に期数で並べます……かなー。5分の4から18分の1の間くらい?

でもそれでは、大山康晴と同じ時代に生きていただけで「評価に値しない」と言われる羽目になった人もいそうです。


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永世名人でも大山18期、中原15期と比べて谷川5期、森内5期、羽生7期は小粒ですね、永世資格を10期獲得にないと偉大な名人に失礼です、おそらく木村名人の8期で永世資格が得られるように設定したんでしょうね、羽生名人でも中原名人の半分以下の価値しかないんです。

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