将棋の元名人の米長さんが、将棋ゲームのボンクラに２手目６二玉という手を指しま...

将棋の元名人の米長さんが、将棋ゲームのボンクラに２手目６二玉という手を指しましたが、こういう作戦っていかがなものでしょうか？？？

３手目２六歩と指されたら一巻の終わりなので、相手がボンクラじゃないと全く通用しませんよね。やはり、将棋は常に最善手を追い求めるべきではないでしょうか？

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「最善手を追い求めるべき」まさにこの言葉がポイントなんですね。

プロ棋士の将棋に対する考え方を分類すると、「真理追求型」と「実戦主義型」の二つに分けることができます（言葉については私が勝手に作っているものなので悪しからず）。

前者はあくまで盤上での最善手を常に追い求め、究極的には「将棋の結論は何なのか」ということをよく考えているタイプです。後者は、それに対して「目の前の相手に勝つためにはどうするのが最善か」と考えるタイプです。



代表的なところでは、前者は加藤九段や森下九段、後者は大山十五世名人や渡辺竜王、ということになるかと思います。

米長さんもこの考え方で行くと明らかに後者のタイプです。現役時代でも気合や勢い、というものを大変重視していたように記憶しています。

そういう考え方の米長さんにしてみれば６二玉という手は、まさしくボンクラを相手にしたときの最善手、ということになるのだと思います。

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一巻の終わりは言いすぎだと思います。

作戦負けする可能性がある程度です。

駒落ちの上手のような指し方です。

駒落ち戦で下手を相手に苦労すると、

あれっ平手は全部の駒があるんだから、

同じ指し方でよくできるのではないか？と考えた事が

質問者様にもありませんか？私は何度もあり、

それから右玉を多く採用しています。

今回の指し方は、振り飛車でくれば押さえ込みから飛車成りか入玉狙い、

居飛車でくれば、右玉風に指して相手の無理攻めを誘う、

という狙いがあると思います。

ただ、自ら玉飛接近形で薄い形を選ぶので

一手のミスで逆転される可能性が高いのも事実です。

ボンさんと会長の2局もそんな感じでしたよね。

最善手に関してですが、ある方針・作戦に限定すれば

その中であるとは思いますが、序盤の作戦選択の段階では

なんとも言い切れないところだと思います。

例えば、居飛車が最善、振り飛車は最善を尽くされると

勝てないなんて結論は多分出ませんよね・・・

私は、今回の会長の指し方は定跡に小さいですが、

新たな可能性を投じたと考えます。



補足について

確かに戦法によっては定跡が整備されていて

知っていれば詰みまで、知らなくとも6：4くらいで有利

と言うことも多々あります。（横歩、角換わり、相掛かり他）

ただ、将棋は駒得しても優勢でも、悪手一手で

逆転したりします。また、妥当と思える指し方の中に勝ちはないが

意外な一手を指した場合のみ勝ちがあるということもあります。

また、藤井システム出現前までは、誰もあんな指し方はしませんでした。

何だか質問者様を否定する感じになりましたが、

私としては、もっと可能性を残した考え方の方が

「本筋」だと思いますがいかがでしょうか？

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３手目２六歩と指されたら一巻の終わりなので・・・,まぁこれ程ではないでしょうがプロ同士の将棋では、２六歩で先手作戦勝ちになるのが普通です。そして先手が勝つ確率も高い筈です。自分も不思議に思ったのでBonanzaで序盤の数手を試して見ました、５回目にやっと振り飛車にしてくれました、４回目までは全て２六歩でした、米長さんが２手目何故６二王と指したかは私には謎です、例えば居飛車で来られた時右王にして対コンピューター用の何か秘策を持っていなければ理屈にあいません、それにボンクラーズが３手目２六歩と何故指さなかったのかこれも謎です。（関係者に聞いて見ないと分からないことです）

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> ３手目２六歩と指されたら一巻の終わりなので



将棋はそんなに単純じゃありませんよ。

６二玉は駒落ちの上手が指すような手ですが、

２六歩くらいでは簡単に悪くなるようなことはありません。



６二玉は、３四歩や８四歩より若干損、という程度であって、

先手がこれを咎めるのは不可能に近いでしょう。



将棋世界誌の「イメージと読みの将棋観」風に言えば、

先手の勝率５５～６０％、といったところでしょう。