2012年3月6日火曜日

将棋オンチからの質問ですが

将棋オンチからの質問ですが

今回の名人戦で、郷田九段が森内名人を打ち破ることになれば、



*「大金星」ということになるんでしょうか


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「金星」くらいでしょう。



郷田九段は昨年、順位戦こそ7勝2敗でしたが年間成績では対局数・勝数等で1つも20位以内には入れず、またここ5年ほどタイトル獲得もしくは棋戦優勝はありません。



一方森内名人は対局数6位、勝数11位、棋王戦では2勝3敗で失冠など名人としてはやや不出来かもしれませんが、しかしトップ棋士であることは間違いありません(名人は4連覇中ですし)。



制度上はA級棋士はプロの中でもっとも強い10人ということになりますが、実際には必ずしも現在の実力を反映していない部分があります。(例えば、深浦八段はA級で今年4勝5敗を上げたにもかかわらず順位の差〔去年B級1組だったこと〕で降級となりました。)郷田九段も順位戦にたまたま星が集まったと見るのが現実的な見方ではないでしょうか(もしかしたら「順位戦だけは…!」と気合を入れて頑張っていたかもしれないので、断定はできませんが)。



というわけで、「大」ほどではなくても「金星」ではあると思います。



しかし今のところ郷田九段の2連勝なので、今後の展開が楽しみです。



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過去タイトルを取ったことのある実力者ではあるのは周知の事実ですが

A級を何度か陥落しているし、しばらくタイトルから遠ざかっているので



仮に名人位を獲ったとしたら大金星とは言わないまでも

戦前の予想は覆ったという感じでしょう。



なお仮に優勢であっても勝ちが早ければ危険な筋にも躊躇無く踏み込んでいく

郷田9段の将棋を評価する人は棋界のなかでも多いそうです。玄人受けする将棋と言えます。





登場回数合計 11回うち獲得合計 3期

棋聖 2期(第69期-1998年度・第72期)

王位 1期(第33期-1992年度)



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%83%B7%E7%94%B0%E7%9C%9F%E9%9A%86


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名人戦はA級とよばれるトップクラスの10人によるリーグ戦で挑戦者を決めます



A級の下にはB級1組・B級2組・C級1組・C級2組というクラスがあり(これを順位戦といいます)、1年間の成績でクラスの昇降格が行われており、A級になるのはほんの一握りのトップクラスの棋士です



よって、名人戦の挑戦者はすでに名実ともに実力者であるので、「金星」という表現はふさわしくありません



順位戦について

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%86%E4%BD%8D%E6%88%A6



それにたいして、竜王戦というタイトルはトーナメント方式(一部敗者復活的な部分もある)なので、理論上はプロになりたての若手やアマチュア棋士もタイトル獲得可能なので、「金星」が生まれる可能性はある



竜王戦について



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%9C%E7%8E%8B%E6%88%A6


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名人への挑戦権を獲得することが非常に困難なことで

将棋界の実力トップクラスの10名で構成されるA級棋士にならないといけません。

ここまで上がるのが非常に困難なのですが、この中からさらに挑戦権を獲得しないといけません。



ですから名人位に挑戦できる人は非常に厳しい戦いを勝ち抜いてきた今年度の

実力ナンバーワンということになりますので、郷田さんが森内さんに勝つことは

じゅうぶんありえることだと思います。


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プロ棋士の段位は九段が最高で、名人位、と言うのはタイトル名ですからして、

大金星とは言えんでしょうなぁ・・・

他の対戦で四段が彼を破ったとなればもちろん大金星でしょうが・・・



相撲でも、大関が横綱に勝ったといって金星扱いにはならんですから・・・


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金星ですが、ありえることで特に今回の結果に特にこだわりません。いかに維持するかが

楽しみです。

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