将棋の質問。
例えば谷川浩司九段は「永世十七世名人」の資格をもち、
(原則)引退後に襲位することが決まっています。
それは別に構わないのですが、私が思いますに、
谷川九段がタイトル戦の立会人をする時や、
テレビ将棋等の解説をする際は
「永世十七世名人」を名乗ってもいいように思います。
(その方が貫禄がある気がするから、他の永世称号も同様)
みなさんはどうお考えでしょうか?
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たとえ連盟が許しても、谷川九段はそれを潔しとせず、永世十七世名人を名乗らないと思います。もしそうしてしまったら大山十五世名人と並ぶことになってしまいます。谷川九段は数々の実績を残した名棋士であるに違いない。しかし大山十五世名人が残した実績と同格と主張することはあまりに無理がある。現役のまま十五世名人を襲位できたのは絶大な実績の残した大山十五世名人だけに許された特例だというのが将棋界の共通認識なのだろうと解釈しています。こういう問題はいろいろな兼ね合い、差しさわりがあるので非常に難しい。
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例えば、名人戦の特番や谷川九段をゲストとして招いた番組やイベントなどでは、「谷川浩司九段(十七世名人資格保持者)」などと紹介されることがあったと思います。このあたりが妥当な扱い方ではないでしょうか。
タイトル戦やテレビ将棋等では、主役はあくまで対局者なわけですから、ことさらに立会人や解説者の存在感をアピールする意味はないでしょう。
他の方もご指摘されていますが、谷川さんが現役中に自ら「十七世名人」を名乗ることはまずないと思われます。
これは大山さん、中原さんに配慮してということではなく、谷川さん本人の性格、信条によるものです。
例えば、中原さんは米長さんに名人位を奪還されてからしばらく「前名人」という肩書きで対局していました。谷川さんにも同様の機会はあったのですが、谷川さんは自ら「私は九段で良い」というようなことを言ったようです。
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総理大臣を経験した人は、総理大臣を辞めても
「総理」と呼ばれることがあるそうです。
一般的には呼ばれません。ややこしいですからね。
谷川も同じです。「谷川名人」と呼ぶと、現役名人
とかぶってきますから、ややこしくなります。
現役棋士に肩書きによる貫禄は必要ないのではないでしょうか?
でも、羽生名人がタイトルを全て失った場合、一般的には
「羽生名人」と呼ばれてるような気がしますね。
テレビなどで呼ぶ時は「羽生九段」でいいような気がしますがね。
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「十七世名人」が正式名称で「永世十七世名人」は誤りです。
永世称号はすべて名誉称号として贈られたものなので、原則的には引退後に名乗る権利を持つということですが、現役のまま名乗った大山十五世名人だけは例外ですね。谷川九段の場合は、各種メディアでの発言、手記や自戦記での将棋観に関する発言内容、棋士としての歩み等々を鑑みて、恐らく現役を引退してから名乗ることになるだろうと思います。
私には、たかだかタイトル戦の立会人や解説者として仕事をするくらいの場面で、崇高なる永世称号をわざわざ個別に名乗って切り売りするという意味がわからないです。貫禄がある気がするというのは単なるミーハー気分であって、それを言うなら現役トップ棋士の貫禄に勝るものはないと思いますけどねぇ。そんなに軽々しく扱うべき性質のものだとは思えないというのが正直なところです。
個人的には、現役棋士が名誉称号を自ら名乗ることは今後ないだろうと思います。引退を機に名乗るべきだとする棋士がほとんどだと思いますし、ファンの大多数もそういう意見じゃないですか?質問者のような意見を持っている人もいるかもしれませんが、少数派だと思います。
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谷川九段が「十七世名人」を名乗ると、森内十八世名人、羽生十九世名人、渡辺初代永世竜王も同様に名乗らないと将棋界の秩序が崩壊する。
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多分まだ現役バリバリの谷川さん自身が嫌がると思います。名誉称号というのは、年齢とのバランスを考える必要があるので難しいですよね。
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