2012年3月18日日曜日

本日行なわれている将棋の羽生名人と佐藤棋聖の棋聖戦を将棋ソフト激指で検討して...

本日行なわれている将棋の羽生名人と佐藤棋聖の棋聖戦を将棋ソフト激指で検討していたのですが、

羽生名人が65香と指せば五段++でも評価値1500を越えて後手羽生名人優勢だったのに、

どうしてそう

指さなかったのでしょうか?


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恐らく52手目だと思いますが、

何故香で角を取らないかというと

先手に6五桂馬と活用されるのが嫌だったのでしょう。

ソフトは駒の損得を大事にしすぎてスピードを軽視するので…

7七に桂馬があると△3九飛~△8九銀で詰む筋があるので、

玉の逃げ道を増やさないという意味があります。

また先手は結局馬を逃げますが逃げるために

後手の5五の歩を取ったので△5七歩で形を乱すことが

出来るのも大きいです。

▲2八金は恐らく65手目あたりと思いますが

△1九竜と逃げておいて△4九歩成~4八と~3八と~8九銀の

4手スキが間に合うのでしょう。

先手は金を手ばなすと銀と桂の持ち駒になりますが、

△8九銀の傷があって、銀をすぐには渡せないこと、

▲5五の馬を動かすと▲2八金が取られてしまうなどで

上手い攻めがないのだと思います。

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