今年の将棋の名人戦7局で少し郷田九段の投了が早かったような気がしたのですが、あの局面はもうそれほど形勢に差がついてしまっていたのでしょうか?回答よろしくおねがいします
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投了図(添付画像)
で△2七馬や△3三桂には、
▲4三角成△4五馬(桂)▲3三銀△同銀
▲2一金△1二玉▲3三馬で後手玉は必至
(以下△2一玉には▲2二銀△1二玉▲1一銀成)
で先手玉に詰みがないので勝ちです。
かといって、▲4三馬に△同銀▲同飛成では
酷すぎます。
一番長引かせるなら
△4四香ですが
▲同飛△同歩▲7二角成でも
直ぐ▲7二角成でも駒得が大きく勝勢です。
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私もそう思います。
渡辺竜王のブログにも
最後は「先手優勢ながらもまだまだ」と思っていたので、いきなりの終局という印象。
羽生名人の「最終手▲6一角で勝ちを意識した」という感想は正直なところだと思います。
とありました。
通常、プロ棋士は「勝ちだ」と思うのは、投了の少し前です。
負けているほうは「負けだ」と思っても少しは指すのでしょう。
今回の名人戦第7局は羽生名人が最後の角打ちで勝ちを意識し、
渡辺竜王がみても上記の通り。
やっぱり投了は早かったのだと思います。
ただ、郷田挑戦者は持ち時間が無かった。
羽生は1時間以上、郷田11分となっていたので
粘るにしても時間的に苦しかったのだと思います。
どっちにしても逆転は無かったでしょうね。
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