2012年2月23日木曜日

将棋の羽生名人は1カ月以上対局がありませんがなぜですか? 最後の対局が200...

将棋の羽生名人は1カ月以上対局がありませんがなぜですか?



最後の対局が2009年の12月20日の朝日杯です。

次の対局は竜王戦1組のランキング戦で相手は高橋九段らしいですが

その、高橋道雄九段もそこまで対局が詰まっているわけではないのに

今後一週間の対局予定に羽生ー高橋戦の名前はありませんでした。



すでにほかの1組の棋士はランキング戦を行っていますそれなのに

羽生ー高橋戦は対局予定にもなっていないというのはなぜなんでしょうか?



ここまで次の対局と間隔を開けるのはどうかと思いますが皆さんはどう思いますか?





あと対局が全くない理由が分かる方も教えてください。



回答お願いします!


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純粋に対局がないからです。

各棋戦で,現在の羽生名人の状況は下のとおりです



・竜王戦・・・ランキング1組が始まったばかりなので

そのうち高橋九段戦が組まれるかも

・順位戦・・・名人在位のため参加していない

・王位戦・・・前期白組優勝のため予選免除,

2月からリーグ戦が始まります

【補足】2月4日にリーグ戦の窪田六段戦が組まれたようです。



・王座戦・・・王座在位のため五番勝負まで対局予定なし

・棋聖戦・・・棋聖在位のため五番勝負まで対局予定なし

・棋王戦・・・名人在位のため予選免除

・王将戦・・・リーグ残留のため予選免除

・NHK杯・・・進行中

・朝日杯・・・進行中

・銀河戦・・・出番待ち,ただ出番は相当先

あと(日本シリーズやネット最強戦)は現在オフです。



こうなると対局がないのはどうしようもないでしょう。

あとは名人ということで対局以外の公務があります。



高橋九段は竜王戦のほか,順位戦・王座戦が進行中ですので

高橋九段側の日程調整も必要ですし。



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羽生さんのようなタイトル保持者の場合、各棋戦はシード権がありますし名人だと順位戦も免除です。だからといって暇な訳ではなく、執筆・普及活動でスケジュールは埋まってます。将棋会館に奨励会を覗きにきたりしてる場合もありインスピレーションを得たりもしてるそうです。扇子の記毫も重要なお仕事です。勝てていないと当然対局は減りますが、羽生さんはちゃんと成績も残ってます。質問者さんはA級無冠で年間対局40~50と考えたらほぼ週に一局のペースですからそれを基準にしてるのだと思います。かつて米長さんは年間88局の対局数をこなしたことがありますがそれは例外。竜王戦は下のクラスほど人数が多いトーナメントですから開催者からしたら年間スケジュール消化は当然そちらが優先です。羽生さんはNHK杯も勝ち残ってますし、特に不調でもありません。野球の登板間隔のような訳には対局間隔はいかないのです。


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>最後の対局が2009年の12月20日の朝日杯です。

これは2010年の誤りですねw



結論からいって、とりたてて大騒ぎするほどのことではありません。年末年始は、進行中の棋戦がNHK杯、朝日杯、竜王戦ランキング戦、順位戦、王将戦(タイトル戦)ぐらいしかないので、自身が保持しているタイトルとの兼ね合い等で必然的にそうなってしまうだけのことです。

昨年の同時期のスケジュールを見てみましょう。



11月8日 ○ 井上慶太 第59期NHK杯戦 本戦 2回戦

1月7日 ○ 井上慶太 第23期竜王戦 1組 ランキング戦 1回戦

1月13日 ○ 畠山鎮 第3回朝日杯 本戦 1回戦

1月13日 ○ 渡辺明 第3回朝日杯 本戦 2回戦

1月15日 ● 久保利明 第59期王将戦 タイトル戦 第1局

1月17日 ○ 先崎学 第59期NHK杯戦 本戦 3回戦

1月28日 ○ 久保利明 第59期王将戦 タイトル戦 第2局

2月10日 ● 久保利明 第59期王将戦 タイトル戦 第3局

2月13日 ○ 谷川浩司 第3回朝日杯 本戦 準決勝

2月13日 ○ 久保利明 第3回朝日杯 本戦 決勝

2月17日 ● 久保利明 第59期王将戦 タイトル戦 第4局

2月23日 ○ 三浦弘行 第51期王位戦 白組 1回戦

2月28日 ○ 山崎隆之 第59期NHK杯戦 本戦 準々決勝



11月にNHK杯で勝利して、次の対局は丸々2ヵ月後の竜王戦でした。朝日杯をはさんで次は王将戦ですが、ご承知の通りこのとき失冠してしまったので王将戦は今期対局なし。名人位についているので当然ながら順位戦の対局もなし。というわけで、間隔がどうこうではなく、純粋に指すべき棋戦の予定がないのです。

ちなみに昨年の竜王戦ランキング戦 1回戦は上記の通り1月7日でしたが、次の2回戦の対局は期が明けた4月2日でした。現段階で予定を組もうと思えば出来なくもないと思いますが、結局次の対局との間隔がまたあいてしまうだけのことになると思います。


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羽生名人は3つもタイトルを持っているうえに、名人なので順位戦の対局が無い。また多くの棋戦でシード権を得ているので、予選が免除されているのだ。だからたまたま対局がつかない期間も生まれてしまう。竜王戦1組のランキング戦だが、1組は人数が少ないので対局を早く消化してしまうと秋までに間延びしてしまうのだ。他の組の進行もあるのでバランス良く消化しないと不公平という意味も生まれてしまう。対局者だけの都合で日程を決められない事情もあるのだ。そういうことでご理解いただきたい。

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