将棋は女性の名人と男性の名人では何か違いがあるのでしょうか?
仮に 男性と女性に違いがあるのなら、男性よりも強い女性が現れたらどんな称号なの?
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男性の名人というのではなく、プロ棋士の中の名人が、今現在は男性であり、本来は性別による参加資格は定められていないはずです。
その中で、女性に活躍の場、参加の場がなかなか得られないので、女性だけ参加の棋戦を設けて女流名人を争っています。
男性より強い女性が現われたら、一般の棋戦の中で、名人になるだけのことです。
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現在( 2010.4.8 )の将棋の名人ですが
男性 羽生 善治(名人)
女性 里見 香奈(女流名人)
はっきり言いまして実力が違いすぎます。対戦したら
角落でも羽生名人が勝つでしょう。男性プロは
『棋士』といいます(正確には性別不問)女性は
『女流棋士』と言いプロになる入口から別です。
( 詳細は書ききれませんので割愛します )
次に『男性よりも強い女性が現れたらどんな称号』ですが、
これも書きつくせないので簡単に説明しますと、もし男性の
トップよりも強い女性が出現したら『女流棋士』ではなく
男性に混じって『棋士』を目指す筈です。その中で女性が
頂点に立てば、特に新しい称号ができるのではなく、
従来の男性のトップと同様『名人』を名乗ると思います。
しかし、これまでに女性でトップどころか『棋士』に
なった人すら1人も居ません。現在の『女流棋士』の
トップクラスの数名が目指しましたが、全員、プロには
全く手が届きませんでした。
最後に、解りやすく数字で表します。羽生名人と
里見女流名人が10回対戦したとします。95%か
それ以上の確率で羽生名人の10連勝だと思います。
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この質問も多いですね。
男性と女性がなぜわかれているのか?
身も蓋もなく言ってしまえば、単純に実力が及ばないからです。
女流棋士はトップクラスで、奨励会有段者といい勝負でしょう。
“勝つのは厳しいが、勝てないことはない”という状況ですよね。
そもそも将棋は、男性と女性で裾野の広さが違いますから、
奨励会を抜ける人がまだ出てこないことも無理はありません。
まず、誤解を解かせていただきますが、将棋界では、男性のプロを棋士、女性のプロを女流棋士と呼んでいるわけではありません。
プロ棋士というのは、将棋連盟の下の棋士養成機関である、「奨励会」を卒業した人々のことを言います。奨励会に入る際は、入会試験やプロ棋士の推薦などが必要となりますが、男女関係なく入会可能であり、好成績を上げ、四段になれば卒業できます。
たいして女流棋士というのは、「女性のみ」が入会できる「育成会」を卒業した女性のことを言います。育成会の入会条件、および卒業条件も、基本的には奨励会と同じです(ただし育成会では二級で女流棋士となります)。
では、何故そのような二種類の養成機関が存在するのか、ということについて。これは、現時点では、「男性棋士と女流棋士の実力の差が著しい」ということが理由です。近代まで「将棋=男性」というイメージが根強かったため、女性で将棋を指す人が少なく、普及が遅れていたため、このようなことになっています。実際に、奨励会に入会した女性も何名か存在しますが、今のところ、卒業した人物は一人もいません(現在の女性の奨励会員は二名だそうです)。そこで、将棋を女性にも普及するために創られた、女性のための将棋養成機関が「育成会」です。
現在では女流棋士の棋力も相当数向上しており、タイトルホルダーの女流棋士が新人棋士に勝利するという事態も、ちらほらと現れ始めました。奨励会を突破する女性が現れるのも時間の問題ではないでしょうか。
残念ながら将棋界の男女には歴然たる実力の差があります。
完全に実力制の男女オープンにすればほとんど女性棋士がいなくなるとの理由で女流棋士の制度を設けているのです。
他の方は脳の男女差を理由に挙げているようですが、
頭脳のスポーツとはいえ、体力的な差が理由であることも否めません。
羽生さんのようなトップ棋士になればタイトル戦を年に何十局もこなさなければなりません。
2日がかりのタイトル戦では一局終わっただけで体重が数キロ減るそうです。
この体力勝負とも言える過酷な対局を男女同条件で行うには難しいとも言えます。
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プロの将棋界における男性と女性では、そもそもプロになるまでの道筋が完全に分かれています。
男性の場合、まず奨励会という養成期間に入り、そこで昇級昇段を重ねて最終的に四段昇段を果たした人だけがプロとして認められます。多くの入門者のうち、四段になれるのは恐らく1割程度だと思います。
四段に昇段したプロは昇降級リーグC級というところに入り、そこでの戦いで成績上位2名ないし3名のみが昇級していきます。そして最終的にA級リーグで優勝した者が名人位への挑戦権を獲得、そこで7番勝負に勝ってようやく名人位を手に入れる、という仕組みです。
奨励会を卒業するための期間は早い人で5年くらい、長い場合は10年を超えることも珍しくありません。プロになるまでにそれだけかかるので、入門から名人挑戦まではどんなに早くても10年はかかります。
奨励会には男女の区別はありませんので、過去奨励会に在籍した女性も複数居ますが、これまでに奨励会の壁を超えて四段に昇り詰めた人は一人もいません。
一方で、女性が女流プロになる道筋は、長くなるので略しますが男性とは比べ物にならないほどゆるやかです。
今後、男性より強い女性が現れないとは限らないですし上記の道筋をクリアして名人を獲得することができればその称号は紛れもなく「名人」となります。
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