2012年2月25日土曜日

将棋の名人は何手まで先を

将棋の名人は何手まで先を

名人は何手先まで読んでいるのですか、(?_?)


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比喩だと思いますが、1億と3手とか聞いたことありますねえ・・・。



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何百手も読むとか言われますが、それは例えば15手くらい先までを

いろいろな分岐を読むと、合計数百手になるということです。



将棋と言うゲーム自体、平均120手くらいですから、

200手先が読めるわけがありません。



実際には数手先~20手先、くらいまでを考えるようですが、

それでも3手後に読みにない手、もしくは一見ダメな手に

見えて、読みの対象から外した手などを指されることは

名人などのトッププロでも多々あることです。



羽生マジック、と言われるような手は、多くのプロでも

見落とすような絶妙手、絶妙手順だったりします。



読みの手数は単純計算で、一つの局面で候補手を

2通りずつ読んでいくだけでも、相手の次の手が2通り、

次はそれぞれに対して2通りで4通り、その次は8通りと

なって、10手先までで2^10=1024局面。手数にして

2+4+...+1024=2046手になります。



20手先だと100万局面、200万手になります。

実際には枝切りをして、合計数百手くらいを読むようです。


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それは、室岡さんが佐藤九段を評して言った比喩。

「本当は、10億と3手って言ったんだけどねぇ」と笑っておられました。



20手くらいを4、50通りと言われます。



手を読むことよりも、大変なことがあります。

それは手を読んでから、結局どの変化を選ぶのか、という選択です。

一見同じような形でも、どこが違うのか、どちらが1ミリでもよくなるのかををしっかり判断できる人が強いと言われるのです。

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